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アルテック 604

2007/02/28 18:56
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バロー・ランシングが、アルテック在籍中に開発した同軸型ユニット。

ベークダンパー、2000Hzクロスオーバー。

何を鳴らしても、平均点以上の再生能力。

レンジも必要にして十分確保されている。
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備中青江の研究 3

2007/02/28 18:52
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<額銘>  備中住真次

杢目肌良く摘み、所々指頭大の澄み肌、明瞭に現れる。

映り立ち、刃に添うて段映り状を呈し、地斑状の変化を伴う。

直ぐに小互の目、丁子混じり、匂い口締り心にやや小沸つき、逆足、葉、しきりに入る。

前代のものに比べ、澄み肌明瞭になり、刃紋は、同時代の長船物とも見える風情。

但し、梨地状の縮緬肌及び澄み鉄で青江と知れる。
又、映りの形態も相違する。

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鶏冠壺

2007/02/27 18:49
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遼、緑釉 鶏冠壺

中国西部の遊牧民が、砂漠を旅するときに水を入れて使ったと云う。

鮮やかな緑は、遠くキプロスの色彩感を連想させる。

遙かなるシルクロードのロマンが甦る。
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備州長船忠光

2007/02/26 19:22
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備州長船忠光 
光就と切り付けあり  文明年紀

板目肌よく練れ地映り立つ。

のたれに互の目足入り、匂い口締まり心に小沸付く。

忠光は、末備前中、地味な作が多いが、地刃明るく冴えるものがある。
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五代 白磁 水注

2007/02/26 19:21
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永年の土中生活で、真っ白の肌はカセて艶が失せてはいるものの、凛とした気品が残存する。

箱書きに、五代 定窯とあるも、肌も作行も僅かに締りが足りないと思う。


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古染付け 皿

2007/02/25 23:32
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所謂、明末清初の古染付け。

日本に趣向を合わせた当時の船渡り品。

よく焼きあがった、乳白色の肌、鮮烈で深みのあるコバルトの発色。

胎土と釉薬の収縮率の違いから、僅かな亀裂、虫食いを生じたもの。

そのことが却って世紀末のデカダンスを感じせしめる。
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冬広

2007/02/23 19:04
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画像冬広作

小杢目肌よく詰み、淡く映り心あり。

直刃、僅かに鼠足入り、匂い口締りて冴える。

同銘各地にありて、その区別は困難。

古き冬広は、品位上ル。
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宇多国宗

2007/02/22 18:59
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地鉄板目肌柾に流れる鍛錬、映り立つ。

刃は互の目に片落ち、尖り刃まじり、沸づき僅かに砂流し、金線入る。

古き宇多物には、地刃冴えて品格上がるものもある。
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フルレンジ

2007/02/21 19:00
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シーメンス・クラングフィルムにも同様のものがあったと思う。
中身は、20cmのフルレンジ。

ドイツのこの手のスピーカーは、駅、劇場のアナウンス、映写室のモニター用に使用された。

ドイツ語特有の子音を、より強調した発音を聞き分けるため、僅かにその高音部に特有の癖を持つものが多い。

音楽を再生した場合、その癖がやや硬質感を伴った響きとなる。
そこが、好き嫌いの分かれ目であろう。

うまく鳴らした場合、適度な解像力をもち、ハッとさせられることもある。



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肥後大掾貞国

2007/02/20 21:55
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板目肌立ち心に良く練れ、映り心あり。
直刃に僅かに小互の目、小足交じり匂い口沈み心に小沸つく。
刃中略前面に薄い刷毛目の如き砂流し掛かる。



康継銘は、徳川家康公により下坂鍛冶集団から選ばれた何某が授銘したと云う。

ここで問題はその何某が一体誰であったかである。

一鍛冶集団の中から特別に選ばれたわけであるから、名も無き鍛冶ではなく、それまでに、個銘を持った代表者である事が当然ではなかろうか。

銘振りについて考えると、康継には慶長18年、受領まもなくと思われる銘があり(これ以前の年紀のある銘を見ない)、やや太鏨でまだ手馴れていない銘でありその銘振りが一定しないきらいがある。

この事は、その銘の切り始め、即ち受領後、間もないことを示唆するものではなかろうか。

よって、康継改銘の年代は、慶長12年説と慶長18年説があるが、18年説のほうが正しく思われる。(元和7年9月没、作刀期間は、晩年の約8年間)

その後、細鏨で流暢な銘が出現するが、最晩年まで、この手のやや太鏨の銘が残る(老熟化はする)。

一方、貞国にもやや太鏨で稚拙な銘と、細鏨、流暢な銘があり、慶長14年紀の肥後大掾銘の作刀が現存していて(これ以前の年紀を見ない)、この銘はやや太鏨の銘である。

この事を考え合わせると、慶長14年以前に初代貞国が肥後大掾を受領、慶長18年頃康継と改銘、後の二代康継に貞国銘を譲り、この時点で細鏨の貞国銘が出現、その後、初代老弱のため代銘もあり、細鏨の康継銘も混入したものと、考えられないであろうか?
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音楽 録音

2007/02/20 14:13
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ウエスタン マイクロフォン  ダイナミック型

かなり前に修理に出していたが、技術者の間を転々として、最近やっと修理完了で戻ってきたもの。


ジャズの古い録音で、人気を二分するのは、やはりヴァンゲルダーとロイ・デュナンであろう。

ヴァンゲルダーはのドイツ出身、限られた帯域で生々しく、分厚い表現。

何か一脈、古いトービス・クラングフィルムに通じる音。

ブルーノート、プレステージその他、クラッシックにも録音がある。

デュナンは、よりHi−Fi調、フラットで洗練された音。

コンテンポラリーにその録音が多い。

音楽ファンはヴァンゲルを、オーディオマニアはデュナンを好む傾向があると云う。

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平安 経塚壷 残欠

2007/02/19 19:56
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所謂、見立て物。


約800年前、炉の中で、豪快に弾けて割れ、そこに天然の灰釉が降りかかり現在のような状態になったもの。
それを、近年、何処かの数寄者が菓子器?に見立てた。

これに大胆に刺身を盛り付ける。
不思議にこの鮮やかな緑が海のものを引き立たせてくれる。

もしかしたら、平安朝の海の色なのかもしれない?






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カール・フレッシュ

2007/02/18 19:37
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モーツアルト ヴァイオリンソナタ No.10

日本ポリドールのみにてリリースされた一枚。

格調高きこの曲をフレッシュはProfらしく滑らかに、しかし情感をこめて薫り高きモーツアルトに仕上げている。

Prof.カール・フレッシュが後のヴァイオリン演奏に与えた影響は、極めて大きい。

ポルタメント奏法(2音をスライドさせて弾く奏法)を表現が下品になるとし、禁じ手としたために、昨今この奏法はあまり用いられることがない。

しかし、今この演奏を聴いてみるとかなりの部分で使われているのがわかる。

恐らく、それまで多用されすぎていたものを、戒めたものではなかろうか?

昨今のヴァイオリン演奏が、古いものに比べて、何か、表現が僅かに希薄になっているのは、この事が影響しているように思えてならない。

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リバール

2007/02/18 19:36
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シューマン ヴァイオリンコンチェルト

初演はクーレンカンプ。

リバールはこの難解な曲を、力強くしかも情感に溢れ、流れるように美しく纏め上げている。

リバールは、あるコンテストでオイストラフと争うことになる。

国を挙げて万全の体制で出席したオイストラフ、長旅のはて、疲れ果てて出席したリバール。

結果は、オイストラフ1位、リバール2位。

その後、メジャーレーベルとは殆ど無縁になり、通販会社の吹き込み等に重宝されたという。

まさに、不出世の天才!

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メニューイン&エネスコ

2007/02/18 19:35
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バッハ 二つのヴァイオリンのためのコンチェルト

バッハの珠玉の名曲を、若き日のメニューインとエネスコが寄り添うかのように演奏している。

古くは、クライスラーとジンバリスト、フレッシュとシゲティもあったと思う。

マスタークラスの卒業生が、Profと供に演奏すると云う。
                             
                             麗しき師弟愛

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平安城長吉

2007/02/17 18:23
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板目肌、肌立ちごころの強い鍛え、地映り立つ。
のたれに足入り、谷は刃先に迫る。

一見村正とも見える作風。
すすどしさはなくも、古京物の風情残存す。



<仮題>  刀剣の美術性とその経済的価値

昔、片田舎のある刀剣店を訪れた際、渡された一刀(踏ん張りのある良き姿の小太刀)をしばらく観ていると、店主曰く 

「いい刀なんですがねえ・・・・。チョイト疵があるでしょう・・・・。此の辺ではみんな刀の良さはわからなくても疵はよく見るんですよ・・・・。」と言われた。
この話は今でも時々思い出す。

刀剣は、他の美術品に比べその健全さがその経済的価値に非常に大きく関与する。

刀剣熱が全国的に高まっていた昭和40年代前半、棋界の大先生曰く 「刀は、疵があっては駄目です。二流工の作でも、欠点のない出来のいいものを求めなさい」・・・・

確かに疵欠点のあることは、業者にとって格好の値下げの条件(買う時は違う)。
買い替え等の経済的価値を心配してのことと思われ、ごもっともな話ではある。

しかし、同じ経済的負担の場合、欠点のある一流工と、健全な三流工の作品があった場合、どちらがその美術性が高いかと考えると、それは一流工のほうである。

いくら出来がよいと言っても、それは三流工の範囲の中であり、ただいたずらに健全である事がその美術性にどれだけ貢献するものであろうか。

「名画は寝起きをともにしろ」と言う言葉がある。

その作品の美術性は、高ければ高い程長時間にわたり、幾度も見る事が必要なのである。

刀剣鑑賞も、出来るだけより高い美術性を持ったものを、じっくりと味わう事が重要である。

鑑定会等で短時間拝見しその全貌を味わう、或いは見抜くのは甚だ難しい。

いきおい、何等かの経済的負担を強いられ自分の手元に置く必要がでてくる。

しかし、その経済力が有限である以上、少ない経済的負担で、より以上の美術性を楽しもうとしている純粋で真摯な古美術愛好家にとっては、僅かな疵などは左程気にするべきものではなく想われる。(金銭至上主義の古美術愛好家は除く)

もし、国宝の志野茶碗が、いにしえにまっ二つに割れて、金繕いがされていたとしても、その美術性は微動だにしないと私は信じている。


 
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備州長船家助

2007/02/17 14:57
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板目肌よく練れ肌目明瞭に現れ、映り立つ。
刃は、互の目、肩落ち風になり、匂いに小沸つく。

腰の開いた処がなければ、ひと時代上がって見える作風。

康光等にも、匂い口の締まった直刃に逆足の入った作風等、古風に見えるものがあり、無銘 伝○○にその例を多く見る。

<仮題>  鑑定の要訣

日本刀を鑑定する場合、初学のころは、先ず姿を見るのもそこそこに、光に翳して刃をキョロキョロと見渡すことが多い。

研究が進んだものは、先ず地金をジックリと観る。

それから焼きだし、帽子、本刃と観るため、時代を大きく見誤ることが少ない。

いくら刃が華やかに重花丁子風に出来ていても、地金にその時代感がなければ、即座に時代を下げるべきである。

しかし、最初に刃紋に惑わされては、この訂正がなかなか難しくなる。

次に、映り(黒映り)、地斑、地景、色調等、鑑刀の堂に入った景観の観察は、斜に構えて刀を少し離し、光を採って、きりに観ることが肝要である。

このような場面に遭遇したした場合、その人は、鑑刀の堂に入った具眼の士であると判断して差支えがない。






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菊池鑓

2007/02/16 21:59
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大板目肌、柾に流れる鍛錬、地沸つく。
のたれに互の目足入り、盛んに沸づき、砂流し金筋かかる。

菊池鑓の多くは戦国時代の粗製乱造品なれど、中には稀に別種地刃の冴えたるものあり。

但し、この形態は手矛が源流、南北朝を上る時代のものもあり、すりあげられて短刀として伝来したものも多い。



<仮説> 相州伝の勃興は時代の偶発的なもの。

およそ鉄は、その介在物(炭素、リン、チタン等)により、その焼入れ感度、脆弱性が決定される。

平安、鎌倉の鉄質は、焼き物の例をとるまでもなく、技術的に炉の温度を上げることが困難であったため、低温処理、高感度を要した。

このことが結果的に、匂い深々と、あるいは地景、映り等千景万化の景観を創りだすことになる。

しかし、文永、弘安の役は、武器需要の高揚をもたらし、製鉄の高能率化が推し進められた。

結果、鉄質劣化(焼き入れ感度の低下)の兆しが現れ、技術的進歩による炉内温度の上昇とともに、高温での焼入れを余儀なくされた。

特に戦乱による動乱の結果、本国を捨て新境地で鍛刀する鍛冶者は良質の鉄が入手困難のため、結果、沸多き作風に傾き、混ぜ金の鍛法、面白きものにて、南北朝時代の風潮に迎合し、各地に広まり、後世相州伝とし珍重されたものではなかろうか?




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美濃物の研究 3

2007/02/16 12:20
兼法
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板目肌よく詰み明るく冴え、鎬筋より淡く映り立つ。
互の目、箱丁子、尖り刃交じり匂い締まりごころに小沸つく。

天文の鉄砲伝来以降、製鉄作業も大規模化したものと思われ極少量の良質の鉄と、その他鉄質劣るものとが二分化したかのように想われる。

兼法は、末関中、実力ある方。


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美濃物の研究 2

2007/02/15 11:33
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兼定

板目肌よく詰み紫紺色に冴え、幽やかに映り立つ。
中直刃、匂い深くしきりに小足はいる。

兼定は地色古名作に通じるものがあり、一種独特の禅味を感じるものがある。

地刃冴えたる作は一見古作に紛れる。



<仮題> 日本刀の色について

名刀は、地青く刃しろしと云う。

一見単純なようだが、実は刀剣鑑賞における多くの要を含んでいる。

鉄はその焼入れ処理により、鉄冶金学上のマルテンサイト、トゥルーサイト等さまざまな組織に変化する。

これを研磨(あるいは極微細な疵をつけること)により光に乱反射し、その角度等により多彩な波長をを生じせしめ、日本刀の色となるわけである。

したがって、日本刀はその全体が焼入れ組織である以上、鉄質(介在物、炭素、リン、チタン等)、焼入れ処理、研磨等により色調に変化を来たす訳である。

この言葉がいつごろから伝えられているのかは不明であるが、「あおによし・・・・」のあおは、現今の緑色をさす言葉であり、地青しの「あお」は、緑青色に鈍く輝く様子であろうと想われ、この事は勿論良質の地景、映り、上質の差込み砥ぎ等により表出されるものである。

「刃しろし」の白は、昨今の金肌拭いによる刃取りの跡の白さを示すものではなく、刃中の微細なる生気ある働き(単純に、足、葉が入った土置き等による変化状態とは相違する)、網目状の微細なる匂いが刃境の匂いとほぼ同様の状態で所作され、これに上質の地景が絡む状態であり、古名刀のみに現れる状態を指すものである。



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天平 薬壺

2007/02/14 21:39
やや肩が張り、威厳を含んだその曲線は、未だ天平の息吹を伝えている。

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薬入れではなく、貴人のへその緒を入れたえな壺であるとの説もある。

何れにせよ、遥かなる天平殿上人の薫りが伝わってくるかのよう

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常滑 三筋壺

2007/02/14 21:03
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すでに釉は剥落して殆どその痕跡を残さない。
しかしそのことが却ってその端正なフォルムを際立たせている。

凛として品格が高く、遠く平安の雅を偲ばせる。
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真行

2007/02/14 12:46
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古伯耆 真行

小板目肌微塵に良くつみ、所々変わり金風の肌が現れる。
僅かに黒味を帯び、おおどかに映り立ち、やや疵気あるもさほど気にはならず、日本刀草創期を想わせる鍛法。

刃は小乱れ、刃中微細に足、葉が入り沸え深く、焼き頭に点々と葉状の強い湯走りが現れる。

但しこの刀、一見古青江あるいは古備前とも見ゆる。
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クラングフィルム

2007/02/14 09:41
クラングフィルム ホーンドライバー
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後期シーメンスブランド製とは違い、金属製(アルミダイキャスト?)ホーン。

更にレンジは狭いが、図太く圧倒的な浸透力
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タンノイ ホーンドライバー

2007/02/14 00:09
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かなり大きなホーン、同軸型出現以前のもの。

振動板は、金属製(ジュラルミン?)浅いW型の形状。
表面にはかなり厚くコーティング(シェラック?)が塗布されている。
小型のトランスが内蔵されていて、これはインピーダンスマッチングのためではなく、バンドパスフィルターの役割。
再生周波数は、300〜4000Hz程度

おおらかで豊かな再生音。
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信楽壺

2007/02/13 23:20
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これを買ったとき嬉しくて一緒に風呂に入った。

おおぶりで、たっぷりとして、しかし鈍重にはならず適度に品格もある。

そっとお湯を掛けてやると僅かに紅味が増し、生き生きとした肌合いになる。
そして、乾くまでの間、様々な景観を楽しませてくれる。

人間であるとしたら、もう絶望的な年月が経っているのにこの美しさは何であろうか。
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肥前刀の研究 3

2007/02/13 16:22
伊予掾源宗次

板目肌やや肌立ち、刃はのたれに互の目交じり、沸良くつき砂流、金線入り焼き頭に所々湯走りが掛かる。

伊予掾宗次は、竜造寺家の刀匠。
古風な作刀多く、初代忠吉初期作に通じるものがある。
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メンゲルベルグ

2007/02/12 21:58
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マーラー シンフォニーNo5 アダージエット

初演はワルター。

メンゲルベルグはこの極めて美しい曲を独自の解釈で広大に叙情たっぷりと歌い上げる。

揺ったりと悠久の時が流れ、朝もやの中に・・・・

映画「ベニスに死す」でも使われた。
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ジャンゴ・ラインハルト

2007/02/12 17:12
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Three Fingeredである! ジャケットにそう書いてある。

ジプシーギタリストだったジャンゴは、キャラバンの火災で大事な左手の指2本を失ってしまう。
しかしこれは、昨今の生まれながらにして不自由だったとか、大病を克服して云々、本人の演奏力とはほとんど関係のない事柄で売り出している訳ではない。

全身から湧き出るようなラテンの魂、ミスタッチを恐れない荒削りだが生き生きとした音色は、今聴いても全く色あせることがない。

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チャリーパーカー

2007/02/12 15:10
意表ををつくフレーズ、いきなり大気圏を抜け出し、大宇宙に迫る勢い。
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図太くしかも隅々にまで神経が行き届いた音。
出だしの一音だけで聴く者を完全に虜にする。

やはりJAZZは楽器の音だけではないと思う。
パーカーは、演奏スタジオにアルトを忘れて到着、安物のプラスチックアルトで吹き込んだ演奏もあるという。

パーカーの音は、不思議なことにどんな再生装置で聴いてもいい音がする。
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ビリー・ホリディ

2007/02/12 11:34
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独特のアルトサックスのような楽器的な声。

打ちひしがれて、すべてを捨て去ったかのような晩年。
人に媚びるような歌い方とは、全く無関係な独自の境地。

「奇妙な果実」というホリディの悲しい半生を描いた小説の影響か、悲しく暗いイメージが付き纏うが、歌っているときのホリディは幸せだったに違いない。

何故なら、歌っているときだけが暗い現実から逃れられる唯一の方法だったから。
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バド・パウエル

2007/02/12 10:42
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パウエルほど協調性に欠けたピアニストも少ない。

自らの演奏表現のためなら、作品の完成度などは全く気にしないという行き方。

やはりセロニアス・モンクが言うように天才なのであろう。

ガラスのように繊細で壊れやすい心を持った天才パウエルは、黒人ゆえ社会に打ちのめされ、晩年フランスに安住の地を求めるが、そう長くは続かず帰国後まもなく死去する。

暗い現実から逃れるかのように、明るく高らかに謳いあげたa poutrait of thelonious のなかのThere will be another youもまた素晴らしい。





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イザイ

2007/02/12 09:38
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電気録音出現(1928年?)以前のもの。

この時代のユーモレスクやフォーレの子守唄は、ジェット機時代のものとは違い、遠くガス燈が灯る時代の空気感。

音質は良好とは言えないが、「演奏の質が高ければ耳はすぐになれる」という言葉を思い出す。
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フルトヴェングラー

2007/02/12 01:24
敗戦色の濃くなったドイツにおいて、空射砲の音をものともせずに演奏を続けた録音がある。

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緊張感にあふれたその演奏はまさに命がけのもの。
そこには、民族の精神が聴こえてくるかのよう

ベルリンフィルの練習中に、突然緊張感が走り大音量になった事があり、不審に思った聴衆が入り口付近を見るとそこには遠くフルトヴェングラーが立っていたと云う。

ベルリンフィルの音は、ニキシュからフルトヴェングラーに受け継がれ、カラヤン初期まで残った。

初期カラヤンがいいのは、まだフルトベングラーの音が残っていたため?

カリスマという言葉がこれほどまでも相応しい指揮者はそう多くはいない。
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SP盤 再生

2007/02/12 00:35
SP盤再生という文化の再発見にどうしても必要な道具たち。

主に鉄針を取り付けて使い、針圧は30〜100g位。
素材が鉄のため適度に磨耗し、心配するほど音溝を傷つけないらしい。
ダンパー等の素材、調整でかなり音が変わる。

整備品は、軽針圧のものに比べ情報量、ダイナミックレンジ等勝る。
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カザルス 無伴奏

2007/02/11 23:59
埋もれていたバッハの名曲を世に知らしめたカザルスの名演奏。

この中には人生の喜怒哀楽の全てが表現されていると云う。

カザルスの境涯の高さにただただ敬服するのみ。

これをよりよき音で聴きたくSP再生にのめりこんだ。
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エネスコ 無伴奏

2007/02/11 23:34
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晩年のエネスコの鬼気迫る名演奏。

音程が不安定ととるむきもあるが、これはガット絃による演奏のため致し方ない。

近年のスチール絃とは違いむせび泣くような音色。

無伴奏は入手できるものは出来るだけ入手し聞いてはみたが、やはり此れに及ぶものはない。

生涯聞き続けても決して色あせない名演奏。
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テナーマン

2007/02/11 23:10
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若き日のジェイムス・クレイを紹介するためローレンス・マラブルがリリースしたもの。

黒人として生まれ、それまでどのような人生を過ごしてきたかは知る由もないが、この1枚にかけたクレイのテナーは瑞々しく力感に溢れる。
それまでの鬱積したものを総て出し切ったかのように切れ味鋭くたからかに歌い上げる。

若くして亡くなった天才ピアニスト、ソニー・クラークの演奏も聴き所。





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肥前刀の研究 1

2007/02/11 09:33
肥前国住近江大掾藤原忠広

小糠肌の地鉄に中直刃匂い深く小足しきりに入る

肥前刀の小糠肌は、元来小杢目肌僅かに肌立つ強い鍛え
これに良質の地沸が均一にのるため ふつふつと涌いた小糠の如く あるいは竹の切り口を見るような精緻な地鉄となる。
地鉄倒れず冴えた地沸の刀が良作

忠広は多作だが鍛冶職人中 高技量安定した刀工
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オイロダイン

2007/02/10 19:03
シーメンス オイロダイン

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ベークライトダンパーに支えられた強靭なコーン紙は凝縮した低域を再生する。
それに見合った高域は、8000Hz程度が限界だが堂々たる音楽を響かせる。

古きメルセデスに通じる強靭な鋼のような音。

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信楽の壺

2007/02/10 17:08
一目見ただけで、しかも店の名も失念していたのに、どうしても忘れ去ることができず、某古美術店店主に頼みこみやっとの思いで探しあてて頂き入手した壺。

朴訥として、何も語ろうとはしない。
大地の中から自ら生まれてきたかのように。
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LANSING 175

2007/02/10 16:29
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ランシングは念願の自社製品として、それまで蓄積されてきたWE,ALTECでの経験を基に、D−101 103 175を残して47歳の短い生涯を閉じる。

再生音は、天才の繊細なるデリカシーとカリフォルニアの澄み切った青い空を想わせるもの。

その精神はバート・ロカンシーその他に受け継がれて現在まで開発生産されている。

嚆矢はやはりハーツフィールドであろう。

デザイン力という言葉をこれほど痛感する工業製品は他にほとんど例を見ない。
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TANNOY同軸

2007/02/10 14:13
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G.R ファウンテンが家庭でオーケストラを聴くために開発したもの。

初期には特に指定箱はなく、1953年 かのオートグラフが発表された。

ブラックからHPDに至るまで一貫したトーンポリシーと基本構造をつらぬいている。

高域ダイヤフラムはニス?が塗布され高域限界をコントロール、徐徐にその厚みを減じ広帯域化を推し進めている。
同時に低域振動板はその質量を増加させ低域限界を伸ばしている。

要するに高域は落ち着いた音から華やいだ音へと変化し、低域は軽く反応のいい音から重い重量感のある音へと変化している。

どれをとるかは、使う側のソースと駆動するアンプによる。

いずれにせよ、適度な距離感と空気感を伴ったその再生音は、芳醇なる響き。
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縄文の小壺

2007/02/09 18:14
縄文の小壺

以前、考古学の江坂輝弥先生より頂いたもの。
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飽くことなき起死回生への呪術的なまでの執念

こんな小さな個体に,とてつもないエネルギー感が漲っている

このはりつめた生命感はいったい何処から来るのだろうか
太陽を切り抜いてきてそのまま凝縮したかのように

太陽が眩しいなんて いつからそんなに人間の眼は衰弱したのだろう

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ウエスタン 555

2007/02/06 22:52
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ALTECやJBLの古いドライバーと比べると、自然な空気感の再生は傾聴に値する。

但し、高域のレンジは狭く4000Hz程度が限界

いきおいTWEETERが欲しくなるが、これがなかなかつながらない。

ストイックに諦めてウエスタンの美学を押し通すべきか・・・・




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瀬戸の四耳壷

2007/02/05 23:49
鎌倉 瀬戸の四耳壷 

本歌中国製に比べ厳しさはないが、

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和様のなんともいえない穏やかさと貴賓がある。

花を生けるなら、弱弱しく今にも枯れそうな山の花が似合う。

じっと見ているとウサギ小屋に住んでいながら、古社寺にいるような気持ちにさせてくれる。
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