古美術の研究

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zoom RSS 美濃物の研究 2

<<   作成日時 : 2007/02/15 11:33   >>

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兼定

板目肌よく詰み紫紺色に冴え、幽やかに映り立つ。
中直刃、匂い深くしきりに小足はいる。

兼定は地色古名作に通じるものがあり、一種独特の禅味を感じるものがある。

地刃冴えたる作は一見古作に紛れる。



<仮題> 日本刀の色について

名刀は、地青く刃しろしと云う。

一見単純なようだが、実は刀剣鑑賞における多くの要を含んでいる。

鉄はその焼入れ処理により、鉄冶金学上のマルテンサイト、トゥルーサイト等さまざまな組織に変化する。

これを研磨(あるいは極微細な疵をつけること)により光に乱反射し、その角度等により多彩な波長をを生じせしめ、日本刀の色となるわけである。

したがって、日本刀はその全体が焼入れ組織である以上、鉄質(介在物、炭素、リン、チタン等)、焼入れ処理、研磨等により色調に変化を来たす訳である。

この言葉がいつごろから伝えられているのかは不明であるが、「あおによし・・・・」のあおは、現今の緑色をさす言葉であり、地青しの「あお」は、緑青色に鈍く輝く様子であろうと想われ、この事は勿論良質の地景、映り、上質の差込み砥ぎ等により表出されるものである。

「刃しろし」の白は、昨今の金肌拭いによる刃取りの跡の白さを示すものではなく、刃中の微細なる生気ある働き(単純に、足、葉が入った土置き等による変化状態とは相違する)、網目状の微細なる匂いが刃境の匂いとほぼ同様の状態で所作され、これに上質の地景が絡む状態であり、古名刀のみに現れる状態を指すものである。



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